2025-08-10
主は嵐の中からヨブに答えられた。
ヨブ記38章1節
ヨブ記37章で、ラム族ブズ人、バラクエルの子エリフのことばは終わりました。先週も触れた通り、エリフの発言が終わった後、ヨブではなく、主(神さま)の発言が始まります。
この短い1節ですが、このような主(神さま)の発言から、いくつかのことがわかります。
一つ目は、「主は…ヨブに答えられた」とあることから、主(神さま)は、ヨブに語り掛けているのではなく、ヨブに答えられていることがわかります。このことから何がわかるかというと、主(神さま)は、これまでのヨブの発言を、しっかり聞かれていたということです。聞いていたからこそ「ヨブに答えられた」のです。
二つ目は、「主は嵐の中から…答えられた」とあることから、主(神さま)は、静寂の中でヨブに答えられたのではないことがわかります。私たちは、「静まること」を大切にし、神さまの声、神さまからの語り掛けに耳を傾けたいと考えますが、神さまは嵐の中からでも答えてくださるのです。
三つ目は、「…ヨブに答えられた」とあることから、主(神さま)は、会話の交わりを好まれる神さまだということがわかります。ヨブ記1〜2章でも、主(神さま)からサタンに語り掛けていました。新約聖書でも交わりについてこのように教えています。
神は真実です。その神に召されて、あなたがたは神の御子、私たちの主イエス・キリストとの交わりに入れられたのです。
コリント人への手紙第一 1章9節
私たちが見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えます。あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。
ヨハネの手紙第一 1章3節
もし私たちが、神が光の中におられるように、光の中を歩んでいるなら、互いに交わりを持ち、御子イエスの血がすべての罪から私たちをきよめてくださいます。
ヨハネの手紙第一 1章7節
今週も、神さまとの会話(祈り)の交わりを重ねつつ、日々歩みましょう。 (吉持日輪生)
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