20160313 東日本大震災から5年、そして思うこと
2016-03-13


わが子よ。私のおしえを忘れるな。私の命令を心に留めよ。 箴言3章1節

東日本大震災から5年となった3月11日を覚え、今回は出エジプト記から離れてメッセージを書きました。
東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の時、つまり5年前の2011年3月11日午後2時46分頃、私たち夫婦は、教会にいつも来られている姉妹の家を訪問していました。なかなかおさまらない揺れに不安を覚えたことを思い出します。
あれから5年、被災地の復興もそれなりに進み、震災直後の悲惨な風景は、穏やかな風景に変わりつつあります。また5年前に私たちが訪問した姉妹は、現在は隣町の教会に行かれるようになり、私たちは埼玉から大阪に移りました。茨木聖書教会を見ても、この5年で主任牧師も、伝道師も替わりました。5年という歳月が、様々なものに変化をもたらすことを思い返しつつ、しかし同時になかなか変わらない人の営み、例えば政治体制、生活スタイル、生活習慣に直面した5年間でもありました。
そのような5年を振り返りつつ思うことは「ラインホールド・ニーバーの祈り」です。「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。」
「変える勇気」「変えないで受け入れる冷静さ」「変える、変えないを識別する知恵」を神さまに祈り求めつつ、1995年1月17日の阪神淡路大震災、2011年3月11日の東日本大震災を忘れないようにしましょう。そして、憲法改正を公言し始めた政権に対しても、この祈りを献げつつ、神さまの教えを忘れず、神さまからの命令を心に留め、対応していきましょう。
    (吉持日輪生牧師)

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット