主に拠り頼む
2023-11-12


そのとき、予見者ハナニがユダの王アサのもとに来て、彼に言った。「あなたはアラムの王に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした。それゆえ、アラム王の軍勢はあなたの手から逃れたのです。(中略)しかし、あなたが主に拠り頼んだとき、主は彼らをあなたの手に渡されたのです。主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです。あなたは、このことについて愚かなことをしました。これから、あなたには数々の戦いが起こるでしょう。」           歴代誌第二16章7〜9節

 上記引用箇所の中に「あなたはアラムの王に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした」とありますが、この出来事から約3000年経つ時代を生きる私たち信仰者にとっても、心にグサッとくるメッセージです。
 「あなたは、友人に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした」。
 「あなたは、お金に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした」。
 「あなたは、知恵や知識に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした」
などなど、21世紀を生きる私たちも、この時代の人たちと同様に神さまの前に、常に問われているのです。
 上記引用箇所では、さらにこのように書かれています。「主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです」と。「主に拠り頼むこと」「心が主と全く一つになること」このことを大切にし続けることが教えられます。
 ユダ王国のアサ王は、先週取り上げたように「神さま(主)を慕い求める」生き方をしていましたが、晩年のアサ王は、「主に拠り頼むこと」を忘れてしまっています。イエスさまが語られた言葉が思い出されます。

しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。 
                         マタイの福音書24章13節

 私たちも、最後まで耐え忍びつつ、日々「主を慕い求め」「主に拠り頼む」者として歩みましょう。(吉持日輪生)

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