20131124 問題の中にあっても平安を保つ
2013-11-24


「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。」                  イザヤ書26章3節

 私たちの人生は問題の連続です。昔、留学でアメリカのシカゴに滞在していたとき、ミシガン湖の湖畔でぼーっと空を眺めていたことがありました。そのとき、シカゴ郊外のオヘア空港に着陸するために、飛行機が次から次に飛来してくる様子に驚きました。雲の間から一機現れ、頭上を通過して行ったかと思うと、また一機現れて通過していったのです。次から次に途切れることがありませんでした。まさに私たちの人生にもこのように問題が生じるのです。一つの問題が収まったと思ったら、また次の問題がやってくるのです。私たちの人生において問題がなくなることは決して無いのです。ですから、どんなに問題が絶え間なくやってきても、平安を得ることを私たちは学ばなければならないのです。
 なぜこれほどこの世界に問題が満ち溢れているのでしょうか。その理由はまず、人の罪のゆえです。聖書は最初の人アダムが罪を犯したためにこの世界に罪が入ったと語っています。私たちは罪がある不完全な世界に生きています。人は罪のゆえに間違いを犯し、その結果周りの人々は苦しみを受けることになるのです。次に、聖書は私たちの敵について語っています。私たちの敵であるサタンは私たちの人生を台無しにしようと私たちを絶えず試みているのです。そして、私たち自身の愚かな判断、選択によって問題を引き起こしてしまうのです。さらに、だれの責任でもないことで私たちは問題を持つことがあります。神様はときとしてそのことを許されるのです。
 上記の聖書箇所で、神様は数々の問題があっても平安をもつことができる秘訣を教えてくださっています。ここにある「志の堅固な者」とは、神様に信頼し、いつも神様に心を向けている人のことです。神様はそのような人を何の心配もないように守ってくださると教えているのです。たとえ、思い通りにならないことがあっても、私たちを愛し、心配し、配慮をしてくださっている神様に信頼することです。神様は、神様に信頼する者にすべての必要を満たしてくださるお方だからです。

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